今回は「マンガ お金は寝かせて増やしなさい」をオススメしたいと思います。
こんな方にオススメ
- 投資初心者、またはこれから始めたい方
- インデックス投資に興味がある方
- 堅実な資産運用を始めたい方
こちらの書籍は各章の冒頭がマンガで、その後に活字で詳細な説明があります。
マンガのパートでは、インデックス投資について簡単に説明されています。
これから投資を始める初心者にもインデックス投資の概要やタイトルの「お金は寝かせて増やしなさい」の意味が理解し易いです。
また活字のパートは、インデックス投資について詳しく説明されているので、マンガとタイトルに入っていますが、この書籍の内容は濃いと思いました。
[補足]
インデックス投資・・・各種指数(日経平均株価やTOPIX)などに連動する
運用成果を目指す投資信託
投資信託・・・資産運用の専門家が株や債券などに投資・運用する金融商品
※手数料を払ってお金をルール通りに運用してもらうイメージ
私はこの書籍を読む以前は投資をしたことがなく、したいとも思っていませんでした。
それは「投資=ギャンブル(一攫千金)」のイメージを持っていたからです。
※マンガパートの阿久津部長のイメージ
しかしこの書籍ではインデックス投資するために最低限しないといけない事が説明されており、「投資=ギャンブル(一攫千金)」は固定観念だった事に気付きました。
堅実な投資のために
①家計の状態を把握する。
当たり前ですが、家計が赤字だと投資はできません。
家計を把握して、固定費など見直す余地がない検討する必要があります。
②生活防衛資金は最終的に2年分蓄える
生活防衛資金とは、生活するために必要な投資に使わない貯金の事です。
これを2年分なので、生活費が15万円/月なら15万円✕24ヶ月=360万円の貯金が必要です。
ただし生活防衛資金が溜まっていない状態でも、投資を始めてもいいと書かれています。
例:4万円余裕があれば、生活防衛資金と投資を2万円ずつにする。
「マンガ お金は寝かせて増やしなさい」のポイント
この書籍が伝えたい事は以下のポイントだと思います。
- インデックス投資でお金は寝かして増やす
- バイ&ホールド
投資信託はその商品のルールの中で分散して投資をする為、短時間で大儲けする事はありません。
しかし長時間で見れば着実に資産を蓄えることができ、積み立て投資していれば手間も掛からず、その分時間を有効活用できます。
しかしながら、投資信託にもデメリットに手数料があります。
【手数料の種類】
①購入時手数料
②運用管理費用(信託報酬)
※日々の管理に掛かる手数料
③信託財産留保額
投資信託を長期で持つなら①購入時手数料と③信託財産留保額は一時的な物なので、そこまで負担にならず、またインデックス投資は0円の商品がもあります。
②運用管理費用は商品を保有している間ずっと掛かるコストなので、なるべく安い物を選んだ方が有利になります。
ここでインデクスファンドとそれ以外(アクティブファンド)で差が付きます。
インデックスファンドに対してアクティブファンドの勝率は、日本やアメリカに限らず世界で20~30%程度です。その原因の1つが②運用管理費用です。
インデックスファンドの平均運用管理費が年利0.52%に対して、アクティブファンド年利1.56%と3倍コストが掛かります。
※SBI証券や楽天証券などのネット証券なら運用管理費が年利0.2%以下の物も多数あります。
この書籍ではバイ&ホールドの、ホルードの重要性についてもしっかり説明されています。
インデックス投資では長期に投資を続ける事で、複利の力で資産を大きくしていきます。
その為には買い続ける力だけでなく、商品を売らずに10年、20年と持ち続ける力が必要になります。
しかし、これは簡単な事ではありません。
インデックス投資は指数に連動する運用成果を目指すので、リーマンショックやコロナなどで世界的に不況があった場合、必ず暴落します。
その時にインデックスファンドの評価額が100万、200万と落ち込んでいたら人間誰だって売って損切りしたくなります。
または失業や長期入院などで収入がなくなった時も、インデックスファンドの売却して生活費にする必要がでてきます。
その為、「リスクの許容度を知る」と「生活防衛資金を2年分」が重要になります。
まとめ
インデックス投資は毎月積み立てて、途中で売らないこと「バイ&ホールド」重要です。
だから、自分のリスク許容度を知り、生活防衛資金を貯めて、長期間持ち続けて複利の恩恵を貰いましょう。
最後に私みたいな投資初心者には、まず漫画パートを読んで、インデックス投資がどんな物か学ぶことをオススメします。
その後、活字パートを軽く一読した後、内容を100%理解できなくても、まずはSBI証券や楽天証券などのネット証券で口座開設しましょう。
※NISA口座やiDeCo口座は1つしか作れないので、SBI証券か楽天証券のどちらで作るかある程度調べてから、作った方がいいです。後で変更できるみたいですが、2ヶ月ほど掛かるので手間がかかります。
口座開設後は、いきなり積み立てNISAを始めず、1万円ぐらいの少額で投資信託を買い、チャートをちょくちょく眺めて値動きに慣れていきましょう。
1万円でも±5%ぐらいは当然のように乱高下し、めちゃくちゃ売りたくなります(笑)。
そんな時は「マンガ お金は寝かせて増やしなさい」を読み直してホールドを意識して下さい。
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