特性要因図とグラフ 練習問題

練習問題

この記事では、QC検定3級のテスト対策として特性要因図とグラフの練習問題を作成しました。

良ければ、練習として解いてみて下さい。

QC検定3級向けの特性要因図とグラフの解説は以下の記事で投稿しておりますので、よければご覧ください。

練習問題 特性要因図

問1 ○✕問題

次の文章で正しければ〇、間違えなら✖と回答せよ。

(a)
特性要因図とは、特性と、それに影響を与えていると要因との関係を、数値データを図に整理したものです。

(b)
図の形から魚の骨とも言われます。

(c)
4Mとは、人(Man)、機械・設備(Machine)、材料(Material)、手順書(Manual)である。

(d)
特性要因図は右側に要因を書いて▢で囲む

(e)
ブレインストーミングの4つのルールは、
批判厳禁、自由奔放、質より量、結合改善である。

問2 特性・要因の選択

ある樹脂成形メーカーが、生産性が悪い原因を深堀するために以下の特性要因図を作成した。

上図の(a)~(d)に入るワードを選択肢(ア)~(オ)から選びなさい。

【選択肢】
(ア)標準作業の検討不足
(イ)材料
(ウ)稼働率が低い
(エ)測定
(オ)教育不足

 

練習問題 グラフ

品質管理課のAさん、Bさん、Cさん、Dさんを「QCの知識」「チームワーク」「リーダーシップ」「問題解決力」「コミュニケーション能力」の5項目で評価した。

評価結果は以下の通りになった。

 

問題

(a)
AさんのQCの知識は何点か?

(b)
コミュニケーション能力の点数が高いのは誰?

(C)
BさんとDさんはどちらの方がQCの知識の点数が高いか?

(d))
以下のレーダーチャートで、総合点が一番高いのは誰か?

 

 

 

解答 特性要因図

問1 解答

(a): ✖

特性要因図は特性と要因の関係を数値データでは無く、言語データを図に整理したものです

(b):〇

特性要因図は、魚の骨またはフィッシュボーンとも呼ばれます。

(c):✖

4Mに手順書(Manual)はなく、正しくは方法Method)になります。

(d):✖ 

右側に書くのは要因(原因)ではなく、特性(結果)になります。
具体的には以下のようになります。

(e):〇

ブレーンストーミングのルールは練習問題の通りです。特に批判厳禁は出題し易いので、覚えておきましょう。

 

問2 解答

(a):(ウ)稼働率が低い

この右端(背骨の先)の位置は特性を記入します。今回の特性要因図は「生産性が悪い原因」を深堀するので、(ウ)稼働率が低いが答えになります。

(b):(オ)教育不足

大骨から「作業者」⇒「標準作業から遅れる」⇒「作業者毎に時間のバラツキが大きい」と続いているので、次は「作業時間のバラツキが大きい原因」の深堀になるので「(ア)標準作業の検討不足」か「(オ)教育不足」のどちらかになります。

ただし大骨は「作業者」なので、それに関係する(オ)教育不足が答えになります。

(C):(ア)標準作業の検討不足

こちらも「(ア)標準作業の検討不足」か「(オ)教育不足」のどちらかで迷い易いと思いますが、大骨が「方法」なのでそれに関係する(ア)標準作業の検討不足が答えになります。

(d):(イ)材料

(d)は大骨になります。他の大骨は「作業者(Man)」「方法(Method)」「成形機(Machine)」と4Mとなっている事が分かります。

(d)も4Mか5Mが入る事になるので、(イ)材料(Material)か(エ)測定(Measurement)のどちらかが入る事になります。

小骨以降は原料の事について書かれているので、答えは(イ)材料になります。

解答 グラフ

こちらの問題では、レーダーチャートを正しく読み取れるかが問われています。

問題は難しくありませんので、落ち着いて問題を解きましょう。

(a): 3点

(b): Dさん

(c): Bさん

(d): Bさん

 

 

練習問題に慣れたら、次は過去問にチャレンジしましょう。

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