QC検定3級から試験問題が手法編と実践編があります。
手法編では複雑な計算問題が出題されるので、3級から電卓を使用する事ができます。
しかし、どんな電卓も準備すればいいのか迷う方は多いと思います。
※少なくとも私はどんな電卓にすればいいのかとても迷いました。
こちらの記事ではQC検定に有利になる電卓の選び方や、オススメの電卓を紹介させて頂きます。
電卓選びのポイント
QC検定では違反でない電卓なら、基本的にはどんな電卓でも使用しても問題ありません。
私は2024年3月にQC検定を受けましたが、テスト前に辺りを見渡すとベーシックな物からキャラクター物まで、様々な電卓が使われていました。
ただし、QC検定を有利に受けるためには以下のポイントを抑える必要があります。
①関数電卓は使用禁止
QC検定では関数電卓や任意の数式、数値を入力・記憶できるような高い、多くの機能を持った電卓は、試験の使用や持ち込みを禁止しています。
公式HPのQ&AのQ5-6「関数電卓は使用不可とのことですが、関数電卓とはどういうものですか?」に禁止の電卓が具体的に紹介されています。
ご不安の方は以下のHPをご覧下さい。
日本規格協会 JSA GROUP Webdesk日本規格協会のWeb販売サイト「JSA Webdesk」のページです。日本産業規格JISや国際規格ISO・IEC、海外規格ASTM・BS・DIN・ASME・UL等の規格販売。品質管理や信頼性等の管理技術、ISOマネジメントシステム、標準化、...
②√(ルート)付き
標準偏差などの計算で√機能は必須です。
私事ですが、QC検定2級を初めて受験した時、√付きの電卓を持っていませんでした。
しかし、選択肢から近い数値を求めたらいいので、√なしの電卓でもなんとかなるだろうと思い、準備せずに試験に挑みました。
結果はもちろん惨敗で、計算に多大な時間がかかってしまい、全問解答する事ができませんでした。
QC検定は時間との勝負なので、√付きの電卓は強く推奨します。
③メモリー機能(GT、M+、M-、RM)付き
メモリー機能を使えば、計算に掛かる時間を大きく短縮する事ができます。
QC検定3級以上を受験する時に、オススメの機能です。
特にQC検定2級以上を受験する方は計算がより複雑になるので、この機能はより必要になります。
このメモリー機能については以下の記事で説明しておりますので、良ければ是非ご覧ください
④大きく押し易いキー(ボタン)と見易い画面
地味なポイントですが、普段は電卓を使わず、慣れてない方も少なくないと思います。
ボタンの押し間違えが多いと、試験中に焦り、想定より時間を取られてしまいます。
もしこれから電卓を購入されるなら、このポイントも抑える事をオススメします。
オススメの電卓 3選
ポイント①~④を抑えた、オススメの電卓を3つ紹介させて頂きます。
Canon HS-121T
こちらは私がQC検定2級を受験する時に、実際に使用しました。
文字が大きく見易く、またキーも押し易かったので大変使い勝手が良かったです。
また価格も約1000円~1500円程と安価なので、コストパフォーマンスも大変いいです。
②シャープ EL-G37
価格は6000円前後とけっして安くはありませんが、キーが指に吸い付くようで使い易く、底面のラバーや重厚感で安定感があります。
③Pendancy 大型LCDディスプレイボタン 電子 12桁 デスクトップ ミニマリスト 電卓 (5M)
こちらも画面が見易く、キーが押し易い電卓になります。
価格も2000円~3000円と購入しやすい値段です。
まとめ
QC検定は使用禁止の電卓は選ばず、必要最低限の機能(例えが√機能など)があれば受験する事はできます。
しかしながらQC検定3級以上は時間の戦いとなるので、時間短縮ができるメモリー機能や、画面が見易い物・キーが押し易い物を選んだ方が無難で合格する確率は上がります。
もしそのような電卓を持っていない方は、今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。
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