QC検定3級と4級は、2025年9月(第40回)より、マークシート方式からコンピューターで行うCBT試験に変更されます。
CBT試験への変更により受験者にはデメリットもありますが、それを補って余るくらいのメリットがあります。
考えられるメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・申込期間が長く、試験日が選べる
・試験会場が増え、場所を選べる
・試験日と会場を変更できる
・電卓、時計が不要
・テスト時間に余裕ができる
・テスト中の見直しが簡単
デメリット
・試験問題の持ち帰りができない
・不慣れによりミスし易い
この記事では、QC検定のCBT試験についての説明や、CBT試験のメリット・デメリットを解説します。
この記事は3月29日時点の日本規格協会グループ様(公式)の情報を元に作成しております。
最新情報はこちらのページで随時更新されています。

CBT試験とは
CBT試験とは、「Computer Based Testing(コンピュータベーストテスティング)」の略で、コンピュータを使用して行われる試験のことです。従来の紙ベースの試験とは異なり、問題の表示や解答、採点までもがデジタル化されています。
一般的には以下の特徴があります:
- 柔軟性:試験会場や日時が複数選べる場合が多い。
- 効率性:採点が迅速で、結果が早く得られることが多い。
- 公平性:問題の順番や形式がランダム化され、公平な評価が期待できる。
CBT試験は医師や薬剤師の国家試験、資格試験、大学入試など、さまざまな分野で採用される中、QC検定3級と4級でも第40回から採用される事になりました。
QC検定用ではありませんが、以下のサイトでCBT試験の体験ができます。
CBT試験のメリット・デメリット
CBT試験は従来のマークシート方式と全く違う試験方式なので、さまざまなメリット・デメリットを感じる事があります。
メリット
申込み期間が長く、試験日が選べる
第39回までの申込み期間は前期なら6月初旬~7月初旬、後期なら12月中旬~1月中旬の約1ヶ月でした。
しかしCBT試験に変更後からは個人申込みが、前期なら4月中頃~8月第4/第5日曜、後期なら10月中頃~2月の第3日曜と約4ヶ月と申込期間が長くなっています。
※ただし第40回は5/8(木)~ 8/24(日)と少し期間が短くなっています。
また第40回からは試験日を選択する事ができます。
試験の選択期間も長く、前期なら6月下旬~9月の第4/第5日曜、後期なら12月中頃~3月の第3日曜と3ヶ月あり、1年の半分はQC検定3級と4級を受験できるようになりました。
また以前は試験を日曜日しか受験できませんでしたが、第40回から平日と土曜日も受験できるようになったので、スケジュール調整し易くなりました。
ただし、前期・後期ともにQC検定を受験できる回数は、各期間に1回で繰り返し受けることはできませんのでご注意下さい。
試験会場が増え、場所を選べる
第39回までは都道府県の選択はできましたが、試験日1ヶ月前頃にはがきが届いて初めて会場が分かりました。
会場も多くないので試験前に自宅から遠い、またはアクセスが悪い会場に当たるとモチベーションが下がります。
しかし第40回からの試験会場は、CBTテストセンターに指定されている全国350ヶ所の会場を選択する事ができるので、申込み段階で会場を調べる事ができます。
試験日と会場を変更できる
CBT試験では試験日と会場を変更する事ができます。
2025年3月25日時点では何日前から変更できるかは、まだ発表されていません。
変更方法についてCBTテストセンターの以下のサイトで説明されています。

公式のホームページでも、「予定していた受検日が悪天候であったり、自然災害が発生したり、また健康状態がすぐれない場合であっても、受検者自身で日時や会場の変更等が可能です。」と説明されているので、そこまで早い段階で変更申請が必要な可能性は低いと思います。
電卓、時計が不要
試験用のパソコンには画面上の左下に電卓機能、右上に残り時間が表示されています。

この機能より、以前は必要だった電卓と時計の持ち込みが禁止になりました。
※CBT試験の試験室には、私物の持ち込みが禁止されており、入室前にロッカーに預ける事になっています。
テスト時間に余裕ができる
以前はマークシート方式だったので、解答用紙に100問前後を塗り潰さないといけませんでした。
この塗り潰す時間も、テスト時間が足りない原因の1つでした。
例えば、1問あたりのマークシートを塗り潰すのに3~6秒掛かった場合、100問塗り潰すのに5分~10分掛かります。
これがCBT試験だと、解答するのにマウスをクリックするだけで済むので、大きくテスト時間の短縮を見込め、余裕を持ってQC検定に挑む事ができます。
テスト中の見直しが簡単
CBT試験では、各問題の横のチェックを入れる事で、後で簡単に見直す事ができます。
また、「後で見直す」ボタンを押すと、そのページ内の全ての問題にマークする事ができます。
進捗状況ボタンを押すと、テスト全体の進捗状況を確認する事ができ、後で見直すにした問題へ簡単に戻る事ができます。

後で見直した際に答えを変えても、マークシート方式のように消しゴムで消すなどの時間が掛からないので、とりあえず解答して空欄を埋め易くなりました。
デメリット
試験問題の持ち帰りができない
マークシート方式のときは、試験問題を持ち帰り、2日後くらいに発表される模範解答て自己採点を行っていました。
しかしCBT試験では、パソコン画面でテストを行うため、テスト用紙は配布されません。
テスト結果については、試験終了後(当日)に正答率を示したレポートを貰う事ができるので、それで概ね合否を確認する事ができます。
※ただし、正式な合否結果は試験から1.5ヶ月を目安に通知される予定です。
不慣れによりミスし易い
多くの人がCBT試験を受ける機会は無く、CBT試験に不慣れです。
CBT試験の準備をせずぶっつけ本番で試験を受けると思わね所でミスする可能性があります。
特に電卓については以下は踏まえておく必要があります。
順送りで計算
電卓の機能は、左下の電卓ボタンを押せば使用する事ができます。
ここで注意しなければいけないのは、この電卓機能はキー操作を順送りで計算する事です。
例えば、1+2×3と電卓で計算した場合、順送りで計算されるので、まずは「1+2=3」と計算し、次に「3×3=9」と計算されます。
パソコン操作で電卓を使用するので、普段からパソコンやスマホの電卓ツールを使用されると方は、少し混乱する可能性があるので、注意が必要です。
ACとBS機能の違い
CBT試験の電卓機能には「AC」と「BS」のボタンがあります。

電卓やスマホ・パソコンの電卓ツールと表記が違う事が多いので、ここで解説させて貰います。
AC(All Clear):計算した結果やメモリーをすべて消去する
BS(Back Space):直前の数値を消去する
例えば「100」の時にACを押せば「0」になり、BSを押せば「10」になります。
まとめ
QC検定3級と4級がCBT試験になる事で、テストの日程が選べ、電卓や時計を準備する必要が無くなり、テスト時間にも余裕が出てきそうです。
QC検定3級や4級に興味がある方は、是非チャレンジする事をオススメします。
ただしCBT試験に慣れている方は少ないと思いますので、この記事以外に日本規格協会グループ様(公式)の説明動画がありますので、少なくとも1度は以下の説明動画を確認しておく事をオススメします。
最後に当ブログでは、QC検定3級の出題範囲の解説は全て投稿しています。
当ブログ+過去問題集で合格できるように記事を投稿しておりますので、ごひいきにして頂ければ幸いです。
また、まだ過去問題集をご購入されていない方は、以下からご購入して頂きますと励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。
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