QC検定3級のメリット! ISO9001の理解が深まり、就職・転職活動に有利になります!

QC検定 3級

※こちらの記事ではプロモーションを含んでいます。

 

QC検定の実践編では、ISO9001の品質マネジメントシステムの要求事項が重要な基盤となっています。

ISO9001は、企業が製品やサービスの品質を維持・改善するための国際規格であり、QC検定の内容にも深く関わっています。

だからQC検定を学習する事で、品質マネジメントシステムの基本的な考え方や、ISO9001の要求事項に基づいた品質管理の手法、プロセスアプローチやリスク管理の概念など、ISO9001の理解を深める事ができます。

つまりQC検定の理解が深まれば、ISO9001の活動への理解も深まりますし、就職・転職活動においてアピールポイントの1つになります。

 

ISO9001とは

ISO9001とは、品質マネジメントシステム(QMS)に関する国際規格です。

製品やサービスの品質を安定させ、顧客満足を向上させるための仕組みを構築し、運用、維持するための国際的なルールを定めています。

またISO 9001は、製造業やサービス業だけでなく、公共機関や建築業界など、幅広い業種で活用されている最も普及しているマネジメントシステム規格です。

ISO 9001の目的

ISO 9001の主な目的は、以下の2点に集約されます。

  • 一貫した製品・サービスの提供: 組織が顧客の要求事項や適用される法令・規制要求事項を満たした製品やサービスを継続的に提供できるようにする。
  • 顧客満足の向上: 顧客のニーズと期待を理解し、それを満たす製品やサービスを提供することで、顧客満足度を高めることを目指す。
    この目的を達成するために、ISO 9001ではPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act:計画-実行-評価-改善)をベースとした継続的改善の仕組みを求めています。

 

ISO 9001認証取得のメリット

ISO 9001の認証を取得することで、企業や組織は以下のようなメリットを享受できます。

①社外的なメリット

  • 信頼性の向上
  • 取引先の拡大
  • 競争力の強化
  • 顧客満足度の向上

国際的な規格に適合していることを証明できるため、顧客や取引先からの信頼が得られ易くなったり、新規顧客の獲得に有利になり易いです。

また顧客満足度の向上により、付加価値が付き、競争力の強化に繋がります。

②社内的なメリット

  • 業務の標準化・効率化
  • 責任と権限の明確化
  • リスクマネジメントの強化
  • 従業員教育の効率化
  • 企業価値の向上

品質マネジメントシステムを構築する過程で、業務プロセスが明確になり、無駄の削減や生産性の向上が期待できます。

また、品質に関するリスクを特定する事で、不適合やトラブルの未然防止につながる仕組みの構築の手助けになります。

 

ISO9001とQC検定3級の関係について

冒頭で説明した通り、QC検定はISO9001と深い関わりがあります。

ここからQC検定3級の出題範囲と、ISO9001との関わりの具体例を挙げていきます。

品質マネジメントの原則

品質経営の要素:品質マネジメントシステム[言葉として]の出題範囲である品質マネジメントシステムの7つの原則は、ISO9001の 0.2 品質マネジメントの原則から引用されています。

【品質マネジメントの原則】

  1. 顧客重視
  2. リーダーシップ
  3. 人々の積極的参加
  4. プロセスアプローチ
  5. 改善
  6. 客観的事実に基づく意思決定
  7. 関係性管理

こちらはQC検定3級の出題頻度は低いですが、ISO9001においては重要な原則になります。

 

PDCAサイクル

管理の方法の出題範囲であるPDCAサイクルは、ISO9001において重要な考え方で、 0.3.2 PDCAサイクルで詳細に説明されています。

 Plan:
システム及びそのプロセスの目標を設定し,顧客要求事項及び組織の方針に沿った結果を出すために必要な資源を用意し,リスク及び機会を特定し,かつ,それらに取り組む。 

Do:
計画されたことを実行する。 

Check:
方針,目標,要求事項及び計画した活動に照らして,プロセス並びにその結果としての製品及びサービスを監視し,(該当する場合には,必ず)測定し,その結果を報告する。 

Act:
必要に応じて,パフォーマンスを改善するための処置をとる。

※JIS Q 9001:2015 0.3.2 PDCAサイクルより引用

 

方針管理

品質経営の要素:方針管理【定義と基本的な考え方】の出題範囲の方針については、ISO9001の要求事項の 5.2 方針の考え方を理解する手助けになります。

具体的には、ISO9001の5.2 方針ではトップマネジメント(経営者や取締役など)が品質方針を設定する事が求められています。

品質方針を設定する事で組織の全体的な意図及び方向付けする事ができ、また人々に周知する事ができます。

この考え方はQC検定3級でも出題されます。

 

ISO9001とQC検定3級 実践編

ISO9001とQC検定3級 実践編の関わりについて、簡単な表でまとめます。

QC検定3級を就職・転職活動の自己アピールのポイントにされたい方は良ければご参考にして下さい。

No.QC検定3級 実践編関係するISO9001 要求事項ポイント
1QC的ものの見方・考え方0.3 プロセスアプローチ
4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス
10.2 不適合及び是正処置
プロセス重視、応急処置、是正処置
2品質の概念5.12 顧客重視顧客が求める品質、顧客が求める品質
3管理の方法0.3.2 PDCAサイクル改善管理(PDCA)
4品質保証 : 新製品開発8.3.2 設計・開発の計画DR(デザインレビュー)、品質機能展開(QFD)
5品質保証:プロセス保証8.5.6 変更の管理
8.6 製品及びサービスのリリース
検査の標準化
6品質経営の要素:方針管理5.2 方針
6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定
方針、目標、方策
7品質経営の要素:日常管理6.2 品質目標及びそれを達成するための計画策定日常管理(目標管理の計画から日常管理へ移行)
8品質経営の要素:標準化7.1.6 組織の知識
7.5 文書化した情報
標準化
9品質経営の要素:小集団活動10.3 継続的改善小集団活動
10品質経営の要素:人材育成、
品質マネジメントシステム
0.2 品質マネジメントの原則品質マネジメントシステムの7つの原則

 

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