QC七つ道具はQC検定3級合格に不可欠

QC検定 3級

QC七つ道具とは

品質改善を行うときに、真の問題点を明確にしなければいけません。
真の問題点を明確にするために、品質管理でよく用いられるのがQC七つ道具です。

QC七つ道具は製造工程などから得られるデータを整理することができる基本的な解析ツールです。

QC検定3級でのQC七つ道具の比重

QC検定3級ではQC七つ道具に関する出題比率が高いです。

試験第24回第25回第26回第27回第28回第30回
QC七つ道具6問5問6問8問7問5問
手法9問9問8問10問9問10問
全体17問17問17問18問18問20問

上記の表は第24回~第30回(第29回は中止)QC検定3級のQC七つ道具関係の設問数です。
この表のQC七つ道具では、管理図やヒストグラム関連で工程能力指数も含んでいます。

QC検定3級は手法分野と実践分野と別れますが、合格するためにはそれぞれの分野を50%以上、全体で70%以上正解しなければいけません。
QC七つ道具は手法分野では50%~80%全体で考えても25%~44%に当たるので、合格するには、QC七つ道具を理解する事は必須になります。

QC七つ道具の種類は以下の通りです。ちなみに「七つ道具」ですが、8種類あります。

層別

層別とはデータを、作業者、日付、設備、生産時の温度、生産条件などの項目に分けて比べる事で違いを見つける事ができる手法です。

また層別は、他のQC七つ道具の前準備として活用されます。

詳細は以下のページで説明しています。

グラフ

ほとんどの方が知っていると思いますが、グラフとはデータを分かり易く表した図形の事です。
QC検定3級では棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフ、レーダーチャートの5種類が出題されます。

グラフについての詳細は、以下のページで説明しています。

特性要因図

特性要因図とは、特性(結果)と、特性に対して影響を与えていると要因(原因)との関係を、言語データとして図で整理したものです。

特性要因図についての詳細は、以下のページで説明しています。

散布図

散布図とは、2つの変数に相関があるか、相関がある場合は相関の強さや向きを調査する事を目的とした手法です。

散布図についての詳細は、以下のページで説明しています。

チェックシート

チェックシートとは、調査や点検の項目をあらかじめ決めておき、不具合調査や作業時などにチェックするためのシートです。

チェックシートについての詳細は、以下のページで説明しています。

パレート図

パレート図とは、全体の中で何の原因や事象が大きな影響を占めているかを明確にする為の手法です。
横軸は大きい順に並べ、棒グラフで表示します。
次に横軸の項目を累積和でプロットして折れ線グラフで表示します。

パレート図についての詳細は、以下のページで説明しています。

管理図

管理図とは品質のバラツキが安定な状態か確認する為の手法です。
管理特性値を縦軸に、時間を横軸にして折れ線グラフ作成する事で、管理特性を時系列で確認する事ができます。

管理図についての詳細は、以下のページで説明しています。

ヒストグラム

ヒストグラムとは、品質特性値のバラツキを視覚的に認識するための手法です。
縦軸に度数、横軸に区間分けしたデータで作成した棒グラフになります。

ヒストグラムについての詳細は、以下のページで説明しています。

また標準偏差を用いれば、視覚ではなく数値でバラツキを確認する事ができます。

工程能力指数(Cp、Cpk)を用いれば、標準通りに生産した時に、どの程度品質を実現するか示すことができます。

標準偏差と工程能力指数についての詳細は、以下のページで説明しています。

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